藤島住宅:船渡川恭央 ~明るく、楽しく、元気よく!不動産営業日記~

お住まい探しの情報や、藤島住宅についての記事をアップしています。

お住まい探しの進め方 ②

前回UPした『お住まい探しの進め方』の第2回をUPします。
少々更新が遅くなってしまいました。ごめんなさい。

もしよかったら、ご覧になってみてください。


お住まい探しの進め方 ②



2:将来的な生活スタイル

1でまとめた情報を、次は将来的な目線で拡張し、具体的にアウトプットして
みましょう。

ここで重要なのは、今までの生活レベルを基本として考えることです。

これからの生活を考えると、どうしても夢の部分が強くなってしまいます。
ですが、夢を見すぎてしまうと現在の生活と大きくかけ離れてしまい、かつ
自分たちにとっての判断基準が大きく歪んでしまいます。

あくまでも、夢の部分はアクセントとして捉えて、今現在の生活スタイルを
アップグレードするぐらいがちょうどいいと思います。

具体的に挙げてみます。


・間取り

 お子さんが2人いて性別が違う時には、それぞれの個室をどのように割り振るか
 がよく会話に出てきます。

 女の子は洋服が多くなるだろうから、収納の大きい部屋が良いのではないか。
 大きくなっても仲良く育って欲しいので、仕切りのない2つの部屋で区切りたい。

 みなさんがどのように生活したいのか、今のお子さんの年齢と成長を見据えての
 部屋の使い分けを想像するのも、大変ですが楽しいものです。 


・基本学区

 お子さんがまだ小学校入学前のお客様に多いポイントです。

 小学校、中学校、幼稚園、保育園までの距離とそこまでの道の環境。
 学校の評判などを気にされる方もいます。

 このポイントは、皆さんの価値観で大きく変わってきます。

 例えば、小学校は近いほうがいいけど、中学校は遠くても構わない。という
 方は結構います。
 また、学校が近いと、平日の昼間が騒がしいのでイヤだ、という方もいます。

 すでに入学し通っている場合の方には、また別の観点が出てくると思います。
 通学班や同級生のお友達との関係が話に出たりします。


・通勤ルート

 これはほぼ毎日で長い期間に関わることですから、優先順位は非常に高いと思います。

 車・バイク・自転車通勤なのか、電車通勤なのか、またそれは何線を利用するのか・・・
 最寄り駅までの距離として、どれくらいなら許容範囲なのか。

 まずは、今の環境をよく振り返ってみてください。
 もちろん、便利な駅で近くが理想ですが、物件流通量や予算の関係もありますので、
 大きなくくりとして、余裕を持った条件を設定することをオススメします。

 ある程度の余裕を持たすことで、物件量も増えますから比較検討する環境としてかなり
 優位な状況になります。
 多くの物件を見ることで、自分たちにとっての良い物件に出会えるチャンスを広げて
 いくことができますよね。



3:優先順位

さぁ、今までまとめてきたポイントに優先順位を付けていきましょう。

すべてを満たす物件が一番理想なのは一目瞭然です。
ですが、そういった物件に出会える可能性は、非常に低いと言えます。

そこで、ピックアップしたポイントの優先順位をつけて、それぞれの物件に対して照らし
合わせていき、物件を客観的かつ自分たちのスタンスで評価していきましょう。

優先順位のつけ方ですが、大きく3つに分類されると思います。


 Ⅰ:絶対に譲れない項目

 Ⅱ:絶対ではないけれど、譲りたくない項目

 Ⅲ:あったらいいな・・・的な項目


この分類が、私は大事だと思っています。

1と2でポイントをキッチリ出してみると、冷静にこの順位付けができることが多いです。
多分、1と2でポイントをピックアップしているときは、全部がⅠに該当するくらいの
気持ちのことが多いです。

ですが、アウトプットした後で見返してみると、ⅡやⅢに分類できるポイントが思いのほか
多くあったりします。

ここで冷静に自分たちの基準を見つめることで、今後の物件に対する評価の内容とそれにかかる
スピードは一気に変わってきます。



ここで補足をします。

今まで上げてきた基準というものは、『基準を作成した時点』でのものです。

ですから、物件を見学したり、情報を集めて比較検討していく段階で、少し変化することも
あります。

それは、おかしいことでは有りません。むしろ、基準がバージョンアップしたと認識してください。

お住まい探しを進めていくと、今まで知らなかった知識や気づいていなかった自分たちの生活の
要素が見えてきます。

それが普通です。非常に喜ばしいことです。
その変化に気づいたときに、また基準を修正してください。そうすれば、より良い住まい探しに
向かうことが出来ます。



4:ご予算

いよいよ、最後の項目です。
これは、どんな買い物であっても必須な情報です。ですが、住まいという超高額なお買い物です。
ここをキッチリとまとめておかないと、後で大変な目に遭ってしまう可能性があります。


住宅ローンを利用する場合に、よく「いくらまで借りられますか?」と聞かれます。
ですが、大事なのは「月々、いくらまで払っていけますか?」ということなんですよね。

たしかに、いくら借りられるのか心配になる気持ちはよく分かります。
ですが、それよりも先にいくらなら払っていけるのか、を基準にして欲しいんです。
借り入れできる金額はその後に計算しても、遅くはありません。

ここで声を大にしていいたいのは、『借り入れする金額』が重要なのではなく、『月々の支払い額』
が重要なのだ、ということです。


住宅ローンのプランは【変動金利・固定金利・フラット35】とありますが、それもまた上記同様で
支払額をスタートとして進めていくのが賢明です。
もちろん、プランのご希望はあるでしょうから、先に話をしておく分には問題ないです。
あくまでも、スタート地点を間違えないように、ということです。



これで、『自分たちにとっての判断基準』が完成です。
これを持って、物件の情報を集めたり、見学したり・・・積極的に進んでいきましょう!



私たち営業マンは、こういった流れの司会進行を請け負い、そして皆さんが行き詰ったときに
アドバイスを送る立場なんです。
物件のご紹介だけが仕事ではありません。紹介するだけだったら、性能を紙面に書き出して
それをお渡しするだけで済んでしまいます。

そして、無事にご契約後の手続きもスムーズにかつトラブルの起こらないように進めて、
ご購入された方が、笑顔で入居できるようにお手伝いさせていただきます。


もし、お住まい探しで行き詰った時には、プロの営業マンに聞いてみるのも大事ですよね。
自分たちと相性の良い営業マンに出会えたら、お住まい探しは格段にスピードアップして
いくと思います。
その立場に、私がなれたら良いな・・・なりたいな・・・と思います。


みなさんとの間に縁があれば、いつかお会いすることもあるでしょう。
その時には、お互いが笑顔になれる関係を築きたいですね。